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  • 角田真住

OneDiaryを通して自分を大切にするためのヒントを見つけよう。

《この私でどう生活していけばいいの?》

脱毛症を発症し、髪が抜けてしまったときに

私が感じた違和感です。

髪がほとんど抜けた時、

「どう隠せばいいのか」の答えは、実はすぐに見つかりました。

答えはシンプルで「ウィッグ」一択だったからです。

もちろんウィッグの知識はなかったので、

人毛や人工毛の違いとか、わからないことは多かったけれど

情報を集めれば、なんとかなると思っていました。

実際に、20回以上の試着を繰り返して「ウィッグってこういうもの」ってのも

すぐにつかめました。

(ウイッグメーカーの皆さま、丁寧に教えてくださってありがとうございます)

でも。

「そんなウィッグの自分って、どう生きて行くんだっけ?」ということ。

これは別の問題でした。

隠し方はわかったけれど、

「隠しながら生活する」とは、どういうことなのか。

そこがわからなかったのです。

その先が予想できることと、できないこと

生きていれば誰でもしんどい時期があるものですが、

その先が予想できるかどうかは

その時にとっても要素です。

例えば、私の恥ずかしい過去ではありますが。

最初に結婚したパートナーとはお別れするとき、

その離婚のゴタゴタはとてもハードでした。

今なら「とっとと弁護士に任せちゃえばいいのに」と思うのですが

当時は一人で離婚に向けて張っていた私。

でも、キツくはあっても、その話し合い自体や、離婚することに不安はありませんでした。

それはその先の自分が「想像」できたから。

今までの人生の中で、離婚ってこんな感じって見聞きしてイメージを持てていたのです。

それに比べて、髪が抜けたときは

精神的なキツさでいうと、実はさほどでもありませんでした。

脱毛症のことをお話しすると

「ショックだったでしょう」

「 どれほど辛かったか」

「 大変だったでしょう」

と言われますが、

私の場合はそんな強い絶望ではなくて

「 違和感」「戸惑い」の方が近い感情でした。

誰かからひどく中傷されたわけでも、恥ずかしい思いをしたわけでもありません。

泣いた量で言えば、離婚100、脱毛症1です。

でも、髪が抜けたときには

《将来の自分がイメージできなくなる》違和感がありました。

これの感覚は強烈でした。

髪のない自分の将来や、生活を想像できない。

この『想像できない』っていうのが、

どれだけ不安なことか。

私の原体験です。

「自分でどうすることもできないことに出会った時

あなたならどう切り抜けていきますか」

私たちの生活は、時にどう対応したらいいかわからないことが起こります。

私であれば髪を失ったことですが

人によっては、病気だったり、大切な人との別れだったり。

100人いれば100通りの「まさか」があるはずです。

もし時間をさかのぼって20歳の私と話ができたら。

これから起こることを伝えたら、

そんな人生はとても嫌だと、悲観的になって、投げ出したくなると思います。

髪が抜けてしまうことはもちろん。

ビジネスコンテストに出たり講演に呼ばれていることだって

当時のおっとりしていた私には目まぐるしくて、不安に感じでしまうはず。

そしてもちろん恋愛の諸々も。

ここは女性なら誰でも頷いてくださるんじゃないでしょうか(笑)

そんな予期しないあれやこれ。

あなたも絶対にあると思うんですよ。

どうですか?

20年前や10年前の自分に、これから自分に起きることを伝えたら

どんなに風に感じるでしょうか。

「いやそれはマジ勘弁だわー」って思わず笑っちゃうこと、たくさんありませんか。

私の場合はその一番わかりやすいことが脱毛症でした。

髪が抜けるって経験をした人は少ないとしても、

誰でも何かしらあるはず。

じゃあそんな予想外のことが起きていたからって

今まさに幸せじゃない、不幸真っ只中ですって方、

どれくらいいます?

結構、なんだかんだ乗り越えてきていませんか?

そうなんです、私たちって

嫌なことをスルーしていく力というか

「順応していく力」「対応する力」「解決する力」

を持っているのです。

髪を失ったときでも、暮らしを想像できるようにしたい

髪を失う切り口で、3年間インタビューをしてきました

みなさん、最初は戸惑いや、将来への絶望感って持っていました。

当然ですよね。

でもそれぞれに考え、試行錯誤してうまく順応して、

幸せを掴んでいらっしゃる。

「発症直後の自分に声をかけるとしたらなんて声をかけますか」とお聞きしていますが、

多くの方が「今は辛いけれど、大丈夫だよ」とおっしゃっています。

受験にも育児にも、正解ってないですよね。

たくさんの人の経験を、私たちは自然と聞いています。

そこから自分にフィットしそうなものを選んでいるです。

本屋で、参考書をパラパラを見ながら、自分に合うものを選ぶように。

誰かの経験から、ヒントを得てほしいのです。

脱毛症、抜毛症など髪を失った当事者の方に

症状との向き合い方、付き合い方についてお聞きしていきますので

その中からあなたにフィットするものを見つけてもらえたら嬉しいです。

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